妊娠している時期で歯科治療に適している時期は妊娠中期で妊娠5~7ヶ月であると言われています。妊娠初期は胎児の器官形成にとって重要な時期で、着床もまだ十分ででないので流産の起こしやすく、悪阻もありますので治療には適した時期ではありません。妊娠後期は比較的安定していますが中盤以降は胎児が大きくなってくるため上を向いての歯科治療中、血管が圧迫されたりして時間のかかる治療がきつくなり強い刺激や緊張から早産の可能性も出てきます。治療の途中で出産のため中断することもあり次回来院できるのが産後、育児が安定した時期になり長期間の治療中断となります。これらのことから出来るだけ妊娠中期の治療が良いと思われますが、痛みなどがある場合は我慢して放置しておくのはストレスにもなり母体にも良くないので、妊娠初期でも応急処置をほどこし妊娠中期に治療をおこなうことが出来ます。