虫歯にならないようにするのも初めが肝心です。幼児期から心がけていれば自然と虫歯にはなりにくくなります。まず、予防の第一はやはり歯ブラシですが、はじめは遊び感覚からはじめ徐々に習慣付けしましょう、ポイントはやはりお母さんの仕上げ磨きです。幼児期ではまだ一人で十分磨くことが出来ないのでお手伝いしてあげてください。この仕上げ磨きで特に気を付けて磨いてもらいたいのは奥歯の歯ですので、出来るだけお母さんのひざの上に寝かせた状態で磨くのが磨きやすいと思います。

つぎはむし歯の元となる糖質制限(シュガーコントロール)ですが、これは甘いものをまったくあげないと言うのではなく、お菓子などを買い与える場合は食品成分を見て、なるべく代用甘味料の使われているものを購入してあげるようにしてあげてください。これはお母さんだけが注意するのではなく、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんにも注意してもらえるのが理想でしょう。これは注意にこしたことはないのですが、あまり神経質になることもないと思います。食べてしまったらちゃんと磨けばよいのですから。必要以上に糖質コントロールしてしまうと、隠れてあたえたりしてしまいます。

最後はやはりフッ素予防になります。最近、歯磨き剤の中にフッ素が含まれているものもありますので、購入の際には出来るだけフッ素が含まれるものを選びましょう。しかし市販の歯磨き剤に含まれるフッ素の含有量はやはり十部な量でないので必ず歯科医院でフッ素の塗布を受けるようにしましょう。

このフッ素を塗ってもらうのが歯医者さんが始めてだから心配だなと思われるようでしたら一度、お母さんが検診に歯医者さんに行き、その時にお子さんも一緒に歯医者さんに行き病院に慣れさすようにしてみてはいかがでしょう。今まで、お母さんの歯の治療で一緒に来ていたお子さんの場合では、幼児期のお子さんでも比較的スムーズにフッ素の予防が出来ているように思えます。